今回ご紹介する本は、「すぐやる人」の読書術。
- 本を読んでも、身についていない
- せっかく読み終えたのにあまり内容を覚えていない
本を買ったときって、何かしら期待してテンション高くいるけど、読みきれずに積読に終わってしまうことありませんか。
そういう無駄に終わる読書を少しでもなくそうと、この本を手に取りました。
本の内容を効率的に理解でき、読書スピードも少しずつ上がっている効果を感じています。
読んだだけで満足せずに成果につなげるためには、本の構造を意識して読んだり、この本に書かれている「USA」を実践することが大事と書かれています。
何も考えずにただ読書するよりも、読むコツをちょっとでも知っておけば、せっかくの読書が無駄に終わらずに済みます。
ご紹介する本
- 「すぐやる人」の読書術
- 著者 塚本亮
- 初版発行 2019年11月30日
「すぐやる人」の読書術が伝えたいこと
1冊の本を読み切るのをやめませんか?
著者の塚本亮さんは学生時代に謹慎処分を受けたことがきっかけで、暇でスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」を読み始めます。
7つの習慣を読み、そこで「自分はどうありたいのか?」ということの大切さに気がつき、いろいろな本を読み始めます。
この謹慎期間中の読書がきっかけで、最終的には独立の夢を叶えることができたと言っています。
しかし、本を読むことはそんなに得意でないという著者は、本を読みきれなかった時に自分はダメなヤツという気持ちになっていたそうです。
1冊の本を読み切らない
そこで著者から、著者と同じように本を読むことに苦手意識がある人にメッセージがあります。
1冊の本を最後まで読み切ろうとしないのはどうですか?という提案です。
せっかく買ったのに最後まで読まないのはもったいない気がする…!
と思いますが、目的意識を持って読みたい箇所だけ読むことで読書がしやすくなるということを伝えてくれています。
そして、読書で最も大事なことはアウトプットをすることであるとも伝えています。
「すぐやる人」の読書術の内容
この本は7つの章に分かれていています。
大きな構成としては、
- 読書が成果になる人とならない人の読書の違い
- 行動を起こすためのアウトプット「USA」について
- 「USA」についてのより具体的な内容
- 読書習慣の身につけ方
- 行動につなげるための本の選び方や出会い方
という内容です。
では、この本に書かれている「すぐやる人」やアウトプットの方法「USA」とは何なのでしょうか。
「すぐやる人」って何?
読書をしただけで満足せずに、成果につなげるアクションをすぐに起こせる人のことです。
著者は、「7つの習慣」を読んだことよりも、読んだことを行動を起こしたことの方に価値があったと振り返っています。
読書から仕入れた知識やノウハウをすぐに活かすことで、初めて「知っていること」が「できること」に変わります。
塚本 亮. 「すぐやる人」の読書術 (Japanese Edition) (p.4). Kindle 版.
読書をしてインプットしたことに行動というアウトプットが加わることで、初めてインプットした内容が「活用可能な知識」「実践可能なスキル」に変わると言っています。
アウトプットの基本、USAって何?
アウトプットの基本は「動く」「シェアする」「あつめる」の3つで、その頭文字をとってUSAとこの本では呼んでいます。
U「動く」…書かれている内容を実践してみること。自分でやってみること。一番大事なアウトプットです。
S「シェアする」…読んだ内容を誰かに話してみたり、ブログやSNSで紹介してみることです。
A「あつめる」…未来の自分に向けて、将来役に立つかもしれない、仕事で使う可能性がありそうな情報をストックしておくことです。
USAのより具体的な内容や方法について、各章に分かれて書かれています。
どんな人におすすめの本なの?
この本は以下のような人に向けて書かれています。
- 読んだ本の内容をあまり覚えていない
- 読んだだけで満足で実践できていない
- 読書に途中で飽きてしまう
- 読書のアウトプットってどうやればいいの
- 読書を習慣化したい
という方におすすめの本です。
読書術は知っておこう!
読書の方法のひとつとして、全部読まない、最後まで読まないというのは知ってはいました。
でも、重要な部分を読み飛ばしてしまったりしないかという不安もあり、身になる読書の仕方を模索していましたが、この本で一つのノウハウを学ぶことができました。
最後まで読まないというのは小説のようなジャンルには当てはまりにくい部分もありますが、内容を他の人に話したりすることで、どんな小説だったのかを自分の言葉で話せるようになります。
また実用書やビジネス書をよく読む方は、読書の方法をいくつか知っている方が効率よく読書ができると思います。
読書術の本はこちらでも紹介しています。