いままで何度か書いているのですが、靴が臭くて困っていました。特に冬場は足汗が多く、臭いがさらに気になります。
どのくらい臭いかというと、座ったりしゃがんだりすると自分の靴のニオイが分かるレベルです。
靴が臭うと自分自身が嫌な気分なのはもちろん、まわりにも迷惑です。
ニオイが気になるなら、たくさんの靴を履き分ければよいのですが、ミニマリストであるがゆえに、なるべく靴の数は抑えたい…。
なので、これまで靴のニオイ対策を色々試してきたのですが、これは良かったという対策もあれば、イマイチという対策もありました。
そこで、このブログはライフハックを紹介するということもあり、靴のニオイ対策についてまとめてみたいと思います。
※靴=スニーカーと思ってお読みください。

- 40代独身、男性、パート勤務
- 少ない物で生きる人
- パソコン1台でどこでも働けることを目指し奮闘中!
雑菌が靴のニオイの元を生み出す
まず最初になんですが、靴のニオイの原因は雑菌が繁殖し、ニオイの元(イソ吉草酸)を生み出すことで臭い出します。
靴が臭う仕組みは、
- 人の足にいる常在菌が靴に移る
- 靴の中は高温多湿で、汗や皮脂をエサに常在菌が増える
- 増えた常在菌がニオイの元(イソ吉草酸)を作り出す
という流れです。
なので靴のニオイ対策には、
- 靴に常在菌を移さない
- ニオイの元を作る常在菌を増やさない
- ニオイの元を取り除く
とニオイの発生する仕組みと逆のことをして防げばよいわけです。
靴のニオイを防ぐ具体的な方法は?
しかし、足の常在菌を靴に移さないというのは、あまり現実的でな方法ではありせん。
調べてみたところ、たとえ靴下を履いていたとしても、常在菌が靴に移るのを完全に防ぐことは難しいようです。
なので現実的な対策は、常在菌のエサとなる足汗を靴からすぐに取り除いてあげることになります。
つまり兵糧攻めにして常在菌が増えないようにします。
そのためには靴をなるべく早く乾かしてあげることが大事でした。
そして次に効果的な対策としては、ニオイの元(イソ吉草酸)を取り除いてあげることです。
しかし、イソ吉草酸は常在菌が出したうん◯のような物質なので、スニーカーのような靴の繊維に絡み付いてしまうと、取り除くことは困難です。
一度臭くなった靴は洗ってもなかなか臭いが取れないのはそのためです。
イソ吉草酸は酸性の代謝物なので、アルカリ性で中和するか、酸素系で分解しないと臭いが消えません。
なので、靴のニオイ対策としては、まずニオイを作り出す常在菌を増やさないことの方が効果的です。
最終的に靴のニオイの対策として一番効果を感じたのは、履き終わったら毎回乾かすことでした。
イマイチだった靴のニオイ対策
というわけで靴のニオイ対策は、すぐ乾かしてあげるかニオイのもとを取り除くことが大事なんですが、今までに行ってどれも効果がいまいちだったニオイ対策は以下です。
- △靴用の乾燥剤(除湿)
-
靴に入れるだけなので手間はかからないけど、いまいち効果を感じなかった。
のわりには定期的に買い替える必要があったり、コストがかかる。
- △丸めた新聞紙を入れる(除湿)
-
乾燥剤よりも靴の湿気をしっかり取ってくれるし、わりとニオイもとれた。
でもそもそも新聞紙が手元になかったり、毎回丸めて靴に詰めるのは手間だし、ゴミも増える。
- △重曹を靴の中に振りかける(中和)
-
なんとなくでやってみた対策。ニオイに関しては一番効果的だった。
だけどたくさん振りかけないとニオイが取れないし、たくさんふりかけた粉を取り除く後処理が面倒すぎた。
使わなくなったストッキングに重曹を詰めて、乾燥剤のように使うのが簡単らしいが、さすがにそこまではやらなかった。
以上です。
どのニオイ対策も効果はあるけど手間だったり、手間はかからないけど効果が薄かったりでした。
僕が求めているニオイ対策は効果があって、なおかつ手軽なものです。
一番よかったのは靴乾燥機を使うこと
購入に迷ったのですが、今までの靴のニオイ対策で一番効果を感じたのが、靴乾燥機を使うことでした。
多少、電気代はかかるものの直接温風をあてて乾かすと、圧倒的に靴の乾く時間が短く、効果が絶大でした。
いまは部屋が狭すぎで手放しちゃいましたが、履き終わったあと靴を毎回乾燥機でしっかり乾かすことで、靴はかなり臭わなくなりました。
くわしくは下の記事を読んでみてください。

手軽なのはシューズパウダー
仕事場で靴を履き替えないとならない人は多いと思いますが、仕事の靴だと毎回持って帰るわけにもいかず、乾かすというニオイ対策が難しいです。
僕も同じような状況で、乾かすのが難しいなら、物理的にニオイを消すアイテムがないか探していたらヒットしたのが、シューズパウダーです。
「WILL CLENS」という商品で、アマゾンでベストセラー1位でした。
強い香りでニオイを消すわけではなく、除菌してニオイを消してくれるというアイテムです。
仕事前に靴の中にひと振りするだけなので、とにかく楽。白い粉を振りかけるのですが、靴の中はそこまで粉っぽくなりません。
半信半疑で買ってみたけど、当たりアイテムでした。
ちょっと高いけど、1回で使う量はそんなに多くないので、毎日使っても半年はもってます。コスパは悪くないです。
ただ消臭効果はあるのですが、さすがにたまに靴は洗わないと粉っぽい感じがだんだんしてきます。
仕事で毎日同じ靴を履かないとならない人にはぴったりのアイテムです。
意外と効果があった次亜塩素酸水のスプレー

シューズパウダーと同じくらいお手軽にできる靴のニオイ対策が、次亜塩素酸水のスプレーを使うことでした。
脱いだあとの靴にスプレーするだけという手軽さです。
ネットで情報を見つけ、これまた半信半疑でしたが試してみました。
ところが次亜塩素酸水のスプレーは意外に効果ありました。
次亜塩素酸水がニオイの元となるイソ吉草酸を分解してくれるのと、靴の中で増えた雑菌(常在菌)を除菌してくれます。(ジェミニ調べ)
液体をスプレーすると靴を湿らすことになりますが、次亜塩素酸水は揮発性が高いので、わりとすぐに乾いてくれます。
次亜塩素酸水のスプレーは、ドラッグストアのキッチン用品かウィルス対策コーナーのような場所で見つかります。
ただし、次亜塩素酸水のスプレーは靴の素材によっては色褪せや傷むかもしれないので、自己責任で。
面倒だけど効果大!ワイドハイターで洗う
スニーカーでしかできない対策ですが、スニーカーを衣類洗剤で洗ったあとに、漂白剤にしばらく漬け込むと一発でニオイが消えました。
今まで、靴を洗ってニオイを取ろうとしたことは何度もあったのですが、どうしてもニオイが残っていました。
理由はただ洗うだけでは、臭いの元であるイソ吉草酸はなくならないからでした。
衣類用の洗剤は中性で、靴表面の汚れは落としてくれます。
しかし、ハイターのようなアルカリ性(もしくは酸素系)の洗剤で、イソ吉草酸を中和する(もしくは分解)しないと、靴の臭いはなくならないです。
ワイドハイターにしばらく靴を漬け込んでみると、ものの見事にニオイが取れたので感動しました。
ただ、次亜塩素酸水スプレーと同様に、靴の素材によっては色褪せや傷む可能性もあるので、注意です。
いつもこうやって靴を洗っている
僕の独自ですが、いつもやってる靴の洗い方は、
- 衣類洗剤で洗う、よくすすぐ
- ワイドハイターに漬け込んでしばらく放置、よくすすぐ
- 洗濯機を使ってしっかり脱水
- なるべく早く乾かす
です。
脱水に関しては、洗ったあとだから汚くないという理屈で、普段から使っている洗濯機で脱水してます。笑
早く乾かすには靴乾燥機があればベストですが、なければ靴紐や中敷きを取り除いた状態で、つま先を上にして立てかけておくと、早く乾きます。
いつも気をつけてる点は、しっかり漂白する、これでもかとしっかりすすぐ、そして素早く乾かすことです。
この洗い方は自己流なので、ご参考程度に。

靴と足のニオイの対策は別に行う
今回お伝えした靴のニオイ対策はどれも実際に試した方法で、それなりに効果を感じた対策ばかりです。
知ってる人からすると大した情報ではないんですが、こういう地味な情報って意外と知らなかったりします。
今回は靴のニオイ対策についてお伝えしましたが、足元の臭いは靴だけでなく、足にも対策が必要です。
僕は靴と足とダブルでニオイ対策することで、足元のニオイをかなり抑えることができました。
