毎日ヘトヘトになって働いていて、よかれと思って増えていった物たちは、いつの間にか自分を苦しめていました。
そんな中、本屋で偶然見つけたミニマリストという言葉。本当に必要な物でシンプル暮らすという考え方に共感したのが今の僕の始まりです。
ミニマリストになろうとしたというよりは、苦しさの元になっている今の自分に必要ない物をどんどん捨てていったら、いつの間にかミニマリストになっていました。
そして、ミニマリストになる過程で自分自身の考え方に少しづつ変化が生まれてきました。考え方が変わったことで行動にも変化が現れました。
今回は、今の自分にいらない物をどんどん捨てて、ミニマリストになって変わっていった考え方やそこから行動が変わったことを6つをお話しします。

きっしーです。
40代男性、独身、パート勤務。少ない物で生きる人。
パソコン1台でいつでもどこでも働けることを目指し奮闘中!
不要な物を捨てて変わったこと6つ


①人と比べなくなった
人と比べることが少なくなりました。その理由は自分の物差しができたからだと思います。
これは必要なのか?不要なのか?という問いを何度も繰り返し考えていくことで、物が多くて薄れてしまっていた今の自分に必要な物、好きな物が色濃く戻ってきたと思います。
自分に必要な物、好きな物がはっきりしてくることで、忘れていた自分の行動軸みたいなものを思い出せたと思います。
自分の判断軸・行動軸が少しづつできたことで、次第に他人の物差しで自分を見なくなりました。
②決断力がついた
もともとは優柔不断だったのですが、物事をすぐに決められるようになりました。
理由は、ちょっとした失敗なら大した痛手はないと思えるようになったからです。
物を捨てる時は、必要か?不要か?を毎回決めなければなりません。即決できるときもあれば、時には判断に迷うものもあり、捨てなきゃ良かったと後悔することもあります。
決断力のなさは失敗したらどうしよう?という不安からきていると思います。
物を捨てる決断ひとつひとつは小さいですが、物を捨てる行為が決断する良い練習になっていたと思います。
仮に失敗しても大した痛手にはならないことに少しづつ気がつけたことで、決断力を身についていきました。
例えば、テレビを捨てたら最新の情報がわからなくなるかもしれないという不安があると思います。
でも実際に捨ててみると、ネットで十分に情報は得られるし、SNSで最新のトレンドも分かります。全く困らないということに気がつけます。
失敗すると取り返しのつかないことは今でも慎重に決めますが、リスクの低いことはすぐに決められるようになりました。
③行動力がついた
決断力がついたことで行動力があがりました。
なるべく身軽な自分でいるために他で代用できるものはないか?と試行錯誤していくうちに、こうしなきゃいけないという変なこだわりや思い込みも少なくなっていきました。
捨てる決断に迷ったときは、もし困ったらこうしようというプランを決めるようにしています。
また、なくても何とかなるという思考が身につき行動力がつきました。
なければないなりに、けっこう乗り切れるということが分かってくるので、小さなリスクを恐れて行動を制限するというのが減りました。
④チャレンジするようになった
行動力が身についたことでチャレンジをするようにもなりました。
以下は、ミニマリストになってからチャレンジしたことです。
- フルマラソンに初参加
- ボランティア活動をするようになった
- ウクレレのオープンマイク(人前で演奏)に出てみた
- サーフィンしてみた
- ブログを始めてみた
- 一人で初海外に行った
など、どれもミニマリストになった後に始めたことです。
「いや、それぐらいのことかよ!」
って思った方もいらっしゃるかもしれません。しかし、自分にとっては大きな変化でした。
身軽になってフットワークが軽くなったことで、やってみたいけどやらずにいた心のハードルが下がったように感じます。
⑤体験や経験を重視するようになった
ミニマリストになって記憶として残る体験や経験を多くしたいと考えるようになりました。
新しい体験といっても難しく考える必要はなく、ちょっとしたことでよいと思っています。
- 食べたことのないものを食べてみる
- 通ったことのない道を行ってみる
- 話したことのない人と話してみる
などです。
初めてのことっていろんな気づきを得ることができます。
それに、体験や経験って、その時しかできないこともあります。
かつて、仲間内で遊びに行った時にその場のノリでバンジージャンプをしたことがあります。
バンジージャンプは1万円以上するアトラクションだったし、ちょっと怖さもあったので、一瞬迷いましたが、思い切ってやってみました。
やったことがある人はわかると思うのですが、ジャンプ台の先端に立ったときが一番ビビるんですよね。笑
たぶんあの機会を逃していたらもうチャレンジすることはなかったと思います。ある程度年齢があがってくると、バンジージャンプをしたくてもできなくなります。
経験を重視するようになったちょっとしたエピソードです。
⑥働き方(生き方)を変えようと思った
自分を消費するだけの働き方はやめようと思うようになりました。
消費するような生き方ってどういうことかというと、与えられるだけの環境に身をおくことだと思います。
自分は長年、小売店で雇われ店長をやっていた過去があります。
しかし、店長とは言っても、運営のやり方はマニュアルでほぼ決まっていて、権限があまりなく本部から言われたことをただただこなしていく日々でした。
極論にはなりますが、言われたことこなすだけの職場だと、誰が店長をやっても結果があまり変わらないです。
次第に「別におれがこの店の店長じゃなくてもいいよね?」と考えるようになりました。
もちろん店長によって売り上げは大きく変わるし、以前の職場でも学べたことがたくさんありましたが、ほぼルーティンをこなすだけの毎日に疲弊していました。
ただ与えられたことだけをこなしていくだけで、自分の時間を消費していく働き方は改めていきたいと考えるようになりました。
物を捨てるのは何かを変えるひとつの方法


ミニマリストになったからというより、物を捨てていく過程で、考え方や行動に変化があらわれました。
それは物を捨てることは自分の環境を変化させることだからです。
しかし、この記事では「何もかも捨てて身軽になれ!」ってことをいいたいわけではないです。
捨てたり手放すことって何かをやめることと同意義だと思います。
もちろんアイテムを増やすことで、いい方向に環境が変わることもたくさんあります。
でも、もし増やしすぎたことで苦しいんであれば、何かを手放してみることも一つの方法ですよということを伝えたいです。
やめてみたら何か別の自分が得られるかもしれません。