ものを減らしたいけど、どこから手を付けたら良いのか分からない…。
今回は、こんな悩みに自らの片付けの経験を踏まえてお話したいと思います!
部屋の片付けはどこから手をつけたらよいか?
結論として、
手放しやすいアイテムで数が多いもの(場所)から始める
具体的にはこんな場所とアイテム
下記にあげた場所にあるアイテムは、手放しても買い直しがしやすいものばかりで、間違って捨てて失敗してもリスクが少ないです。
場所 | アイテム |
---|---|
机まわり | 文房具、本、書面 |
クローゼット | 衣類 |
キッチン周り | 食器、調理器具 |
そして、数や種類も多いアイテムばかりなので、一気に物を減らすことができます。
もちろん、中には高価だったり、もう手に入らない物もあるかもしれません。
しかし、部屋の中でも散らかりやすい場所なので、一度片付けばとても快適になるでしょう。
手放しやすく数の多い場所から始める理由
手放しやすく数が多いもの(場所)から始める理由は、
- 捨てる判断がしやすい
- 物の数をいっきに減らせる
- 達成感を得やすい
というのがあります。
実際にこの順番で行いました
机まわり▶︎クローゼット▶︎キッチンまわり
ちょっと記憶が曖昧ですが、自分がミニマリストになる過程でこの順番で片付けを行いました。
なぜこの順番だったかというと、
部屋の中で一番長くいる場所。最初に落ち着ける空間にしたかった。
服は迷わず捨てやすい。かさばる分、片付いた後のスッキリ感が大きい
まずは部屋の中をスッキリさせてから。優先度はリビングの次だった
というのが理由です。
ちなみに、こちらの記事に捨てたものをまとめています。
片付けの時に守っているルール
片付けのときに自分が守ってることは、
『一箇所終えてから、次の場所に取りかかる』
というルールです。
1箇所終えてから、次の場所に取りかかる
片付けをしていると、
他の場所が気になり出して、本来片付けたかった場所が片付けられなかった!
という経験はありませんか?
そうならない為にも片付ける順番をあらかじめ決めておくとよいでしょう。
1箇所を片付ける場所を決めたら、その次に片付ける場所をあらかじめ決めておきます。
片付ける場所と順番を決めておく理由
場所と順番を決めておく理由は、目標設定になるからです。
「今日は机まわりをやる!今度の土曜はクローゼットの中をやる!」
という具合に大雑把でもいいので、いつまでにどこを片付けるのか?という作業計画を決めておくとよいと思います。
作業計画を立てる理由
- 行動がブレづらい
- 目標の達成がしやすい
というのが計画を立てておく理由です。
片付ける場所の順番を決めておくと、思いつきで別の場所を片付け始めてしまうことを防いでくれます。
紙に書いておくと達成しやすい
具体的な目標設定は、やりぬく力を与えてくれると言われています。
また、紙に書くことで達成しやすくなるそうですよ。
「自分が望んでいるものは何か」これをはっきりとわかっている人は、そこに到達するまでやり抜くことができます。
具体的な目標を決めたら、そのために必要な行動は何かを具体的にすることも大切です。「いつまでに、何をするのか」を決めるのです。
『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功科学』 著者 ハイディ・グラント・ハルバーソン
片付ける場所と順番を紙に貼り出しておきましょう。
目標達成の時に参考となる本はこちらです。
無理そうなら目標を細かくする
よし!まずは、机まわりから片付けはじめるぞ!
と意気込んでみたものの、
「あれ?予定通りに机の上を片付け終えるのはむずかしそう!」
となってしまうことがあるかもしれません。
そんな時は、片付ける内容をさらに細かく分けます。
具体的にはこのように
- 今日は本だけ手放す
- 書面だけやる
- 文房具だけやる
とこのように、机の上をいっぺんに行おうとせず、達成しやすいように目標を小さく分けます。
目標を細分化することも、やり抜く力をを高めてくれるといわれています。
興味深いことに、「やり抜く力」の傾向予測手法で「やり抜く力」が低いと予測された人であっても、目標を細分化して小さい目標ごとに達成感が得られるような学習プログラムを用いると、最後までやり抜くことができました。
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
脳画像から「やり抜く力」を予測する手法を開発〜目標の細分化が脳を変化させ達成を支援〜
なるべく片付けの動きを止めない
片付けを行っていると、手放すか判断に迷うものも出てきます。
片付けの初心者のうちは、必ず捨てるのに迷うアイテムが出てきます。
理由は、捨てても困らなかった経験がないからです。捨てたら困るかもという不安は常につきまといます。
手放すかどうかで悩んで時間が過ぎてしまうものは、保留箱や仮置き場を用意しておくとよいです。
手放す判断に迷うもの
- 思い出の品
- 捨てると後で困るかもしれない書類
- 突然使うことになるもの(絆創膏、鎮痛剤など)
もちろん、判断に迷う思い出の品や写真は後回しでもよいと思います。
こういったものは、最後に手をつけるか一時的に保留し、なるべく作業の手を止めないようにしましょう。
物を手放すときの時の考え方
最後に、手放すルールとは反対にせっかく減らした物を増やさない為に、物を持つ時のルールや考え方についてです。普段から実行しています。
基本的に一つあれば十分な物は一つまで
よく言われていることですが、一つあれば十分なものは複数持たないことです。
例えば、ハサミや爪切りをなぜか2つ以上持っていることはありませんか?
一人暮らしなら基本的に1個あれば十分です。
手放したことで不便にならないようにする
物を持つことは、基本的に管理する手間やコストがかかってしまいます。
だから、手放すことは=手間やコストを減らすことになります。
片付けをする理由は、物を手放すことで快適になることを目指していると思います。
なので、物を減らし過ぎて不便になってしまっては本末転倒です。
例えば、タオルとか、下着など、極限まで減らせば、一度に洗濯する量は減って楽かもしれません。
でも、逆に洗濯する回数が増えてしまったり、乾いてなくて次の日に着る物がない…!ということになりかねません。
それに、洗濯回数が増えれば、電気代や水道代も増えます。
減らし過ぎて不便にならないようにうまく調整していくことも大事です!
極端に減らすと不便になるもの
- 下着やタオル
- 食材(買い物に行く手間が増える)
- 車、自転車などの移動手段
手放すほうが大変の法則
ものは手にいれるよりも手放すときの方がエネルギーが要ります。
これは捨てる技術というよりも、物を増やさないために知っておいた方がよいことです。
物はお店に行ったり、ネットでポチれば簡単に手に入ります。いまは配達もしてもらえるのでとても楽です。
でも、いきおいで買ったものの、「やっぱ合わなかったな、使わないな」と買ったものをいざ手放そうとなったときに、買ったものによってはとても面倒です。
家具や家電ならリサイクル券やゴミ処理券代をわざわざ払って、粗大ゴミとして出したり、メルカリで売ろうにも売れないアイテムだと最悪です。
スポーツジムも入会するときは希望に満ちていて、でも行かなくなると解約が面倒でそのまま放置しちゃったりするんですよね…。
何かを手にいれる時は、捨てたり手放すときの苦労や、三日坊主に終わってしまう自分を少し想像してみると良いかもしれません。
ちなみに3日坊主とは自分のことです…。笑
以前は衝動買いも多かったですが、手放す方が大変という法則を知ってから、無駄な買い物はほとんどしなくなりました。
無理せず少しづつで
というわけで、今回は自分が実際に行った片付けの順番や考え方についてでした。
いっぺんにやろうとすると挫折すると思うので、計画をたてて、無理ない範囲で少しづつ行うのが良いと思いますよ。